大抵だれもが一度は抱く疑問であり
子に聞かれると回答に困るこの質問。
私はというと
小さい頃にドラマでキスシーンが流れても
急にチャンネルを変える家庭ではなかったが
何となく自身の中で「性=エッチでタブー」と
決めつけていたのか、家族に聞くこともなければ
友達同士で話題に挙がるようになったのも
かなり遅い方だ。
そして息子に関しては
確か低学年くらいの時に一度だけ聞いてきたが
(そのうち友達同士で話しながら学ぶだろうと)
精子と卵子の仕組みだけボヤッと伝えた記憶...
当然ながら「(理解していない時の)へぇ~」と
返され、それ以来話題に挙がることもなかった。
それから数年が経ち
当時妊活中だった友人と性教育の話題になった。
「最近youtubeで助産師さんの動画を観ていて」
という話から、早速帰って観てみたところ
性教育の遅れについて世の中への危機感や
子供にも理解しやすい説明が度々発信されており
徐々に私の中で何かが突き動かされた。
私が説明しなければ
離婚後、すでに中学生だった息子に
母親という立場でどう説明すべきか。
かなり悩んだ結果、
先述の動画にておすすめの本として紹介されていた
こちらの絵本を購入した。
https://www.amazon.co.jp/AB/dp/4871685373
表紙だけ見るととてもほんわかしたタッチだが
中を開けばカラダの仕組みから
男女が重なり合う姿まで・・・それはもう
びっくりするほど包み隠さず描かれていた。
とてもじゃないけど説明できない…
いっそ、はいどうぞと本だけ渡そうかとも思ったが
そんな私をまるで見透かすように、本の後半には
ページ毎に子どもに話すときの会話例や
補足説明などが用意されていた。
そんな手厚い計らいもあり、結局覚悟を決めて
息子の横に座って一緒に読みながら
「人体とはこういうもの」というスタンスで
淡々と説明した次第だ。
肝心の息子の反応はというと
「ふーん」と特に恥ずかしがる様子もなく
そういうものかと納得するように聞いてくれたが
今思えば息子の優しさだったのか。
後々このやり取りを何人かの友人に話したところ
女性より男性の方がだいぶ引いていて
「大丈夫?その年齢の子にそんな話して
今後好きな子をちゃんと作れるかな」
という意見もあった。
確かにamazonのレビューでも
小学生のお子さんのために購入している方が
多かった気がするし、 息子が昔聞いてきた時に
もっと真剣に向き合うべきだったと何度も思った。
ただ結果論ではあるが、今年に入って
中学校の保護者会でも性教育について触れられ
今後積極的に取り入れていく話があったり、
また今後息子に大切な人ができたときに
女性側にはリスクがあること、だからこそ
相手の気持ちに寄り添う姿勢をもってほしいことは
やっぱり伝えてよかったと思っている。
今週のお題「絵本」