中学生と2人暮らし。甘味、街歩き、ときどき読書もすき。

ハスキーとの仲が深まったのは紛れもなく安住紳一郎のおかげだと思う話

むかし、苦手な先輩がいた。
仕事ができて、気が強くて、笑わない。
ちょっと大柄な体格と白髪も相まって
シベリアンハスキーが隣に座っているようだった。
(以下、ハスキーと呼ばせてもらう)



笑わない、と書いたが
ハスキーにも唯一心を許す女性が同じ島にいた。
ハスキーの仕事への不平不満に深く頷き、話を合わせ、
バウリンガル以上に心のバロメーターを容易く操る存在だったが
ある日からその女性は体調を壊し、
長期にわたって入院してしまった。

・・・当然、翌日から漂うのは殺伐とした空気。
「なんで(一人欠けた)こんな時に忙しいのよ!」
ハスキーは気が立つと熊へと進化することを
この時初めて知った。

それでもその状況が長く続くと
「やっぱりお喋りしたい」と思うのが獣、
いや女の本能なのか。
今まで必要最低限しか話しかけてこなかったハスキーは
隣に座る私に度々声をかけてくるようになった。

苦手だけど仲良くしておけばそれなりに得はある。
初めはちょっぴりヨコシマな気持ちだったが
話してみると、長風呂が好きという共通点や
意外とお笑い番組に詳しかったりと
チャーミングな一面を垣間見るたびにこちらも嬉しくなった。

特に忘れられないのは
私が唯一聴くラジオ番組を教えたときだ。
早速その週末に聴いてくれて、翌週には
「ねぇ先週の聴いた?面白かったよね!特にあの・・・」
と話はとまらず、いいものを教えてくれたお礼にと
入浴剤を沢山くれたときは心の中で大きくガッツポーズをした。

・・・ここまで前置きが長くなってしまったけれど
今週のお題。私が大好きなラジオ番組は
「安住紳一郎の日曜天国」だ。

鳩レースとか穴掘り大会とかニッチな地方の大会を全力で応援するところも大好き。


日曜の朝10時。
時間的にリアルタイムで聞くのは難しく
ファンを名乗るのはさすがにおこがましいが
radiko勢として欠かさず拝聴している。

仕事が始まる月曜の朝、何となく気が重くても
安住アナと中澤アナの掛け合い、そして
笑いのセンス抜群のリスナーたちが元気をくれるので
大変おすすめしたい。

 

今週のお題「ラジオ」